手遅れになって後悔しても遅い?早めの対策が大切だからこそ、薄毛のセルフチェックで脱毛症を早期発見しよう
薄毛は、放置すると進行してしまいます。人前に出ることが嫌になるほどの薄毛になることもあるでしょう。
大切なのは、そうなる前に対策を開始しましょう。まずは、セルフチェックで薄毛かどうかを知ることが先決です。
ここでは、薄毛のセルフチェックの方法を解説します。
薄毛とは?
薄毛とは、髪が薄くなった状態のことをいいます。髪が薄くなる主な原因は脱毛症です。脱毛症には、男性型脱毛症や脂漏性脱毛症、粃糠性(ひこうせい)脱毛症などがあります。
薄毛になるメカニズム
一般的に髪の毛は、毛幹と毛根が合わさったものです。頭皮から外へと出ている部分は、正式には「毛幹」といいます。また、頭皮の内側にあるものが毛根です。
毛根の先の「毛球」にある「毛乳頭」が「毛母細胞」に発毛や髪の成長を促すようシグナルを送ります。そうすると、毛母細胞が分裂して毛幹を作りだし、押し上げるように成長するのです。これが、発毛のメカニズムとなります。
髪は、次のサイクルで発毛と成長、脱毛をくり返しています。
(1)成長期
毛母細胞が分裂して髪が成長する期間です。
(2)退行期
髪の成長が止まる期間です。
(3)休止期
毛根が頭皮の浅い位置へと押し上げられ、その状態で毛穴の奥で新たに成長を開始した髪によって押し出される形で脱毛します。
薄毛は、このヘアサイクルのうち成長期が短縮されることで引き起こされます。髪が十分に育たないままに抜け落ちてしまい、その部分だけが薄くなってしまうのです。
薄毛のセルフチェック
薄毛が気になるのであれば、セルフチェックをしましょう。
(1)額の面積
前髪をしっかりとかきあげましょう。そして、中指と薬指、小指の3本を揃えて額にあててください。
このとき、小指は眉の上にくるようにします。中指よりも上にまだ額が続いているのであれば、後退している可能性が高いです。ただし、元々額が広い人もいるため、今までよりも広くなっているかどうかが重要なポイントとなります。
(2)頭皮の状態
頭皮の血行が悪くなると、髪の成長に必要な栄養が不足して薄毛の進行を招きがちです。頭皮の血行が悪い状態では頭皮が硬くなるといわれています。
指で頭皮に触れて左右に動かせない場合は、血行が悪くなっていると考えられるので注意が必要です。
(3)産毛の生え方
毛は、産毛であっても1つの毛穴から1本だけ生えています。しかし、生え際が後退している部分は、1つの毛穴から複数本の産毛が生えることがあるのです。
鏡で見ると、カメラで撮るなどして確認しましょう。
(4)抜け毛の状態
1日に100本程度の髪が抜けるため、シャンプーをしたときに髪が抜けても不思議ではありません。問題は、抜け毛の状態です。
抜け毛の毛根が無い、あるいは細かったり白くなっていたりする場合は、毛根の状態が悪いと考えられます。ほとんどの毛の毛根に異常がある場合は、生え際が後退している可能性があるので注意しましょう。
すぐに始められる薄毛対策
薄毛になってから対策しても遅いので、セルフチェックで生え際の後退の可能性があるとわかった場合には、すぐに対策を始めましょう。生活習慣と食生活、間違ったヘアケアを改善することが大切です。
・生活習慣
生活習慣では、髪の成長に関わる成長ホルモンをしっかりと分泌させるために、十分な睡眠をとるようにしてください。
成長ホルモンは入眠してから30分~1時間の間に多く分泌されるので、いかにすんなりぐっすりと眠れるかが重要となります。また、ストレスは血行不良を招くので、できるだけ溜めないようにすることが大切です。
・食生活
食生活では、髪の成長に関わるタンパク質やビタミン、ミネラルを含む様々な栄養をバランスよく摂るようにしてください。
・ヘアケア
髪や頭皮を清潔に保とうとするあまり、1日に何度もシャンプーをしてしまう方がいます。何度も洗髪すると、髪にダメージが与えられて薄毛に繋がる可能性があるので注意が必要です。
また、肌に合わない洗浄力が強いシャンプーを使うことも薄毛に繋がり、さらに頭皮のかゆみなど不快症状の原因にもなります。
おわりに
AGAでは、頭頂部が薄くなるだけではなく、前頭部が後退します。生え際が後退していないかどうかセルフチェックしましょう。
生え際の後退がみられた場合は、早めに対策を開始してください。
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