AGA治療薬の中でも代表的なプロペシアやミノキシジルについて徹底解説!
薄毛は男性にとって一大事ですよね。日頃からケアをしているという方も多いのではないでしょうか。
しかし、努力の甲斐なくAGAなってしまうと、コンプレックスを感じストレスをためてしまいがちです。ストレスによって薄毛が進行するという悪循環に陥る可能性があります。
そうなる前に治療を開始することが大切です。ここでは、AGAの薬物療法に用いられる薬について解説します。
AGAとは
AGAは、男性型脱毛症とも呼ばれています。男性型脱毛症は、次第に毛量が減っていき髪が部分的に薄くなっていくのが特徴です。髪は、発毛と成長、休止、脱毛のサイクルをくり返しており、このサイクルが正常であるうちは薄毛になることはありません。
男性型脱毛症では、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンの影響でヘアサイクルの成長期が短縮されて薄毛になります。男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼの影響でジヒドロテストステロンに変換されて、男性型脱毛症を引き起こすのです。
5αリダクターゼにはタイプIとタイプIIがあり、タイプIよりもタイプIIの方がAGAを引き起こしやすく、タイプIIは頭頂部と前頭部に多く存在しています。
そのため、AGAになると前頭部の後退と頭頂部の薄毛が引き起こされるのです。AGAは40代以降の男性に多くみられますが、20代でもAGAになることがあります。
AGAに用いる薬の種類
AGAの治療には、プロペシアやミノキシジルなどが用いられます。それぞれの特徴をみていきましょう。
プロペシア
プロペシアは、5αリダクターゼを抑制することで、AGAの原因となるジヒドロテストステロンの生産を減少させる薬です。また、皮脂の分泌をコントロールする働きもあるため、脂性肌の改善にも役立つでしょう。
男性型脱毛症の進行を抑えることを目的としており、1日1錠の服用を続けることで、約3~6ヶ月で効果が現れるといわれています。ただし、AGAの進行状態によっては、効果が現れるまでにそれ以上の時間がかかることがあるので、注意してください。
ミノキシジル
ミノキシジルは、血圧を下げる薬として使用されています。頭皮全体の血行を促進させる作用があるため、頭皮に十分な栄養を送り込むことに繋がり、AGAの抑制に役立つという仕組みです。
プロペシアと同じく1日1錠の服用でよいため、気軽に治療を始められます。頭皮のかゆみやむくみなどの副作用が現れることがあるので注意しましょう。服用開始から6ヶ月で少しだけ効果を感じることができ、十分な効果を感じられるようになるまでには6ヶ月~1年以上かかるといわれています。
いずれの薬も服用を中止すると、再びAGAが進行してしまう可能性があるため、治療を継続するのであれば毎月10,000~30,000円程度の出費は覚悟しなければなりません。継続的な出費が負担に感じる場合、治療を諦めてウィッグを利用するのも一つの手段です。
その他の治療法
AGAの治療には、他にメソセラピーやHARG療法などがあります。メソセラピーとは、レーザーや超音波を用いて、有効成分を頭皮に浸透させる治療法です。薬物療法による治療が約2~6年かかるのに対し、メソセラピーは約1年で高い効果を得られるといわれています。
HARG療法は、髪を成長させる能力を取り戻すことを目的とした治療法です。薬による作用に頼るのではなく、元の健康な状態に戻るための治療であるため、クリニックに通い続ける必要がありません。
HARG療法では、人の細胞組織における重要な役割を果たしている幹細胞から抽出された150種類以上もの成長因子を注射器で頭皮に注入します。成長因子の他にも、発毛と育毛に関わるビタミンBやシステインなど様々な成分が含まれているため、より効果的に発毛を促すことが可能です。
おわりに
AGAの発症には人に欠かせない男性ホルモンが関与しているため、根治させることはできません。しかし、薬によってAGAを引き起こすジヒドロテストステロンの生産を減らすことで、進行を食い止めることができます。
放置すると進行するので、できるだけ早く治療を開始しましょう。
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