汗の臭いとわきがの臭いは違うの?不快な臭いについての疑問3選とわきが治療の流れ
わきがの臭いは不快だとされていますが、汗の臭いとどのように違うのかわからないという人もいるでしょう。汗の臭いとわきがの臭いは、明らかに違います。
ここでは、わきがと汗の臭いの違いや治療の流れについて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
わきがと汗の臭いの違い
汗を分泌する汗腺には、ほとんどが水分で構成されている汗を分泌するエクリン腺と、タンパク質や脂質を多量に含む汗を分泌するアポクリン腺があります。一般的に「汗臭い」といわれる臭いは、エクリン腺から分泌された汗が古い角質や皮脂と混ざり、それを雑菌が分解することで発生するものです。
そして、アポクリン腺から分泌された汗を雑菌が分解することで発生する臭いが「わきがの臭い」となります。エクリン腺から分泌される汗による臭いは、「ムワッ」としたものですが、わきがの臭いは「ツーン」としたものです。
わきがは遺伝する?
残念ながらわきがは遺伝するものであり、片方の親だけがわきがの場合は子供に50%の確率で遺伝するといわれています。50%はかなりの高確率ですが、両親ともにわきがの場合においては、80%もの確率です。
これだけ高確率でわきがが遺伝するのはなぜでしょうか?それは、わきがの遺伝子が優性遺伝だからに他なりません。
優勢遺伝とは?
遺伝子は、両親から1つずつ受け継がれ、2つで1対となります。1対の遺伝子を「A」と「a」で示すと、「AA」、「aa」、「Aa」のいずれかの組み合わせになることはおわかりいただけるでしょう。「A」がわきがの遺伝子の場合、「AA」だとわきがになり、「aa」だとわきがにはなりません。
では、「Aa」の場合は軽度のわきがになるのではないかと思うかもしれませんが、実際には「A」か「a」のどちらかの体質にしかならないことが多いのです。そのため、片方の親がわきがの場合に、わきがが遺伝する確率が50%ということになります。
わきがの遺伝に気づく年齢
わきがの原因となるアポクリン腺は、男性の場合だと9~13歳で成長し始めるため、わきがは思春期以降に発生します。
思春期は精神的にデリケートな時期なので、わきがになった場合は治療などを提案してあげましょう。
わきがの治療の流れ
1.まずは予約を取る
わきがの治療を受けるためには、クリニックを受診する必要があります。いきなりクリニックに行くのではなく、まずは電話やメールで予約を取りましょう。これは、時期によっては混雑することがあるからです。また、予約の取り方はクリニックによって異なるので、ホームページをチェックしましょう。
2.受診からカウンセリングまで
受付を済ませたら、ヒアリングシートを記入するよう指示を受けることがあります。ヒアリングシートの内容はクリニックによって異なりますが、住所や氏名、年齢、性別、受診の理由などを書くことが多いようです。
続いて、医師によるカウンセリングをスムーズに進めるために、治療法やそれぞれのメリット・デメリットについて記載された資料を渡されることがあります。どの治療法が自分に適しているのかを知るためにも、しっかりと目を通しましょう。
3.カウンセリング
カウンセリングでは、肌の状態や臭いをチェックし、治療法についてより詳しい説明を受けることができます。不明点や不安なことがある場合は、必ず質問しましょう。
4.術前の血液検査
施術内容によっては、術前に血液検査を受けることになります。
5.手術日の予約
施術日の予約をとります。
6.手術当日
予約した日時にクリニックに行き、施術を受けましょう。施術の種類によっては、術後しばらくはわきを圧迫して固定することになるかもしれません。
したがって、わきに余裕があるゆったりとしたボタンで留めるタイプの服装を着用することをおすすめします。
おわりに
わきがの臭いと汗の臭いは異なります。わきがはツーンと鼻を刺すような臭いであるため、周りの人から指摘されることもあるでしょう。
親がわきがの場合は思春期以降にわきがが発生する可能性があるので、子供がわきがになった場合は早めに治療を受けさせてあげてくださいね。
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